最後の100日~君に幸あれ~


私の頭にはある言葉が思い浮かんだ。

『幽霊』


ルイはもしかしたら幽霊なのかな…?
じゃないと、何故ほんの一瞬で姿を消したのか説明がつかない。

入り口には二階堂君が居たし。

「奥村さんどうしたの?」

「えっ!?
う、うんん、なんでもないよ」

「そっか、
奥村さんって好きな人いる…?」

二階堂君からの突然の質問に少し驚きながら私は、屋上のコンクリートの上へ座った。

「なんで?」

「ん?ちょっと気になってさ。突然のイメチェンは、昨日祐一がお昼一緒に食べるっていうのに関係あるのかな?とか思っちゃって」

好きな人はいない。
そんな人できるはずもない。
人と関わること自体罪のように感じるから、今まで関わることを避けていた。

けど、ルイと出会って人と関わってもいいような気がするようになったんだ。

「いないよ。
イメチェンは、ある男子が髪を切ったほうがいいよって言ってくれたんだ」

「奥村さんの笑った顔初めて見た。
その男子のこと大切って思ってるのかな?
すごく優しい顔してる。」

私自然と笑ってたの?
ルイが大切。なのかな?

久しぶりのこの感情に私は戸惑った。