運命の人は意外と身近にいたらしい。







―――――……





「先輩!あの資料今日提出ですよね?」






それから数週間経ったある時、




委員会の資料を後輩が届けに来た。







「あーそうだよ!ありがとな!」




「はい!」





にこっと笑って立ち去ったのは





俺と同じ図書委員の一つ下の女子。






確か……寺崎朱里ちゃん……だっけ?