【 乃愛side 】






「なんで……、大翔が……?」






中庭に走ってきたのは、






紛れもなく大翔だった。







「……ごめ、ん、乃愛……っ、俺……」







息を整えて何かを言おうとしている。






未だに乃愛は何が起きているのか分からない。