運命の人は意外と身近にいたらしい。





「でも今回の試合、大翔久しぶりに本気だったよな」




「は?」






「陽向への敵意バレバレ」







そう言われて何も言い返せなかった。





確かに今回の俺はいつも以上に本気だった。







館野にだけは負けたくないって。