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「おーっす!林檎、起きてるか?」



来たッ!!


元気小人を筆頭に、小さな小屋へずらずらと男の子たちが入ってくる。


私は彼らを『7人の小人』と呼んでいる。


小人、と言っても小さくはない。

もちろん私が1番のチビだ。


この森で出逢った、イケメン集団

今日も仲良くお揃いのこと


1,2,3,4,5,6……


「って、あれ。6人?」


「アイツ、まだ寝てるんだ」


「そう。……相変わらずね」


「遅れて来るでしょう。さぁ、行きましょ」


みんなのまとめ役である、優しいお兄さん小人が笑顔でそう言うと、ぞろぞろと小屋を出て行くみんな。


「っ……、先に行ってて。私は、あの子を呼びに行くわ」