「う、うん」


「愛しいよ、林檎ちゃんが。どこかに……隠しておきたいくらい」


「……っ!?」


とんでもなくマイペースに見えるねぼすけくんことサンちゃんは


独占欲が、強く


ちょっと怖いくらいに、私を愛してくれる


私だけの……


『王子様』


に、なりました。







めでたし、めでたし。




*

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ーキミは今日も、瞼を重そうにしている。ー