「ちょっと、サン……ちゃん!!」 わたしは、サンちゃんの胸の中へ。 温かい…… サンちゃんの体温が、伝わってくるのがわかる。 「ほっぺ、真っ赤だね」 「誰のせいで……!!」 「林檎みたい。林檎ちゃんな、だけに」 「いいから、離してっ……」 「いやだ」 「なんで!?」 「ねぇ、どうして僕がねぼすけか、知りたい?」 「えぇ?……理由が、あるの?」 「あるよ」 「なに……?」 「それはね__」