笹沼くんは本当によく光莉のことを知っているんだ。
そうだよね、私より笹沼くんの方が光莉との付き合いは長い。
当たり前のことだと思う。でも――。
「笹沼くんは、光莉と柳瀬がこのまま付き合わなければいいと思っている?」
「そんなこと一言も言っていないだろ?」
勘に触ったのか、いつもより声のトーンが低い。
「じゃあどうしてそんなに冷静でいられるの!? ふたりにとって一大事だよ? 普通は力になってあげたいって思うでしょ?」
感情的になってしまっているって分かっている。
対照的に笹沼くんは深い溜息を漏らした。
「これは光莉と幸の問題だし、部外者の俺たちがなにを言っても仕方ないだろって言ってるんだけど」
笹沼くんは冷静に言っているかもしれないけれど、怒っているって声を聞いただけで伝わってくる。
いつも笹沼くんの言うことは正しいと思う。
でも今日ばかりは頷けないよ。
「私と笹沼くんは部外者じゃないでしょ? 友達だし、好きな人じゃない。……見守るだけなんて、他人と同じだよ!」
そうだよね、私より笹沼くんの方が光莉との付き合いは長い。
当たり前のことだと思う。でも――。
「笹沼くんは、光莉と柳瀬がこのまま付き合わなければいいと思っている?」
「そんなこと一言も言っていないだろ?」
勘に触ったのか、いつもより声のトーンが低い。
「じゃあどうしてそんなに冷静でいられるの!? ふたりにとって一大事だよ? 普通は力になってあげたいって思うでしょ?」
感情的になってしまっているって分かっている。
対照的に笹沼くんは深い溜息を漏らした。
「これは光莉と幸の問題だし、部外者の俺たちがなにを言っても仕方ないだろって言ってるんだけど」
笹沼くんは冷静に言っているかもしれないけれど、怒っているって声を聞いただけで伝わってくる。
いつも笹沼くんの言うことは正しいと思う。
でも今日ばかりは頷けないよ。
「私と笹沼くんは部外者じゃないでしょ? 友達だし、好きな人じゃない。……見守るだけなんて、他人と同じだよ!」



