お嬢様のご命令




俺は律義に、ずっと待ってたんだ。




「待ってて」




と言われた場所で。




夜中になって、明かりも少なくなったって、俺はそこから動かなかった。




だって、俺には「そこ」しか、居場所がなかったから……。