「部屋は自分でなんとかしてね。」




お嬢様の母親は冷たい表情で俺にそう言う。




「はい。」




だけど、俺はこういうのにも慣れている。




別に傷つかないし、気にもしない。




俺は、指示に従えばいいだけ。




俺は……機械のようなものだから。




「じゃあ、次にあなたのお嬢様の部屋を案内するわ。」




「はい。」