葵がムッとしている。

「ごめーん、先 席取っといて!」

 テキストを紙袋に突っ込んだ。
まだ、いっぱいあるよ~。
その数20超え。

「はい。」

「どうも、有難うございます。」

「あれ?」

「?」

「もしかして、玲ちゃん?」