「私、サイテーだ。」 「え?」 「二人の人を傷つけた。それだけじゃないわ!」 「?」 「二人の、恋心を、踏み躙ったのは、私かもしれない。」 詩織は黙って話を聞いてくれた。 あれから何時間だろう。 私は泣きながら寝てしまっていた。