宛先は天国ですか?




クスクスと笑っていると、将太さんが「そっちは」と呟いた。

「そっちは、暖々さんは、私になかなか会えなくて寂しいですか?」

私は寂しいですよ、なんて付け足すものだから、思わ図ドキッとしてしまう。


…確かに、寂しかったけど、そんなのズルいや。

「…ばーか。寂しいに決まってるじゃないですか」

言うまでもないって、分かっているのでしょう。

会いたいと、わがままを言うことはできなかった。

将太さんだって忙しい身だ。

わたしのスケジュールにわざわざ合わせてもらうのも申し訳ない。

だけど、もうすぐに迫った実習が始まれば、少なくともその間は会うことができない。

大体、4ヶ月くらいだろうか。

そんなにも長い間、会うことができないのだ。

今の時点でも、少なくとも1ヶ月以上は会えていないというのに。