それから神主さんがきてくれて、その準備をしてくれて。
訳を説明すると、燃やすだけにしようかという話になり、燃やすこととなった。
パチパチと鳴る火の中に、将太さんがヒラリと手紙を落とす。
ゆらゆらと揺れて、手紙が火の中に落ちていく。
気を遣ってくれてか、巫女さんも神主さんも遠くから見守るだけで、何か話しかけてきたりはしなかった。
火を使っているから2人きりなどは無理だったが、それでもなるべく離れてくれた。
実質、2人きりも同然の空間の中で、沈黙の中光がパチパチと鳴る。
灰になっていく手紙と、燃える火から立ち上る煙。
一筋の細い煙が天に向かってゆらゆらと伸びていくのを、わたしは黙って見つめていた。
早野先生に届けと、心の中で叫びながら。
どうか、将太さんの書いたその手紙が、天国へと届いてくれますようにと。
祈るわたしの頬を、つーっと一筋の涙が伝っていく。


