大きく頷くと、将太さんはその神社のある方へと歩き出した。
ギュッと強く握りしめられた手から、将太さんの温もりが伝わってくる。
しばらくして、本当にそんなにも時間の経たないうちに神社へとついた。
鳥居をくぐり抜けて、境内の掃除をする巫女さんの方へと行く。
ここは、そうそう大きな神社ではなかった。
近所の小さな神社で、お祭りのときはそれこそ人が少なくはない。
しかしこういつ何もない日は、静かで巫女さんや神主以外の人はあまりいない。
わたしたちのようにこうして訪ねてくるのは珍しい。
長めの階段をのぼった先にあるからか、お祭りのときでもたくさんというほどの人はいない。
「…あの、手紙の供養をお願いしたいのですが…」
正確に言えば供養ではないのだが、将太さんがそう言ってお願いをしてみる。
巫女さんは待っててくださいと言ったあと、境内の小屋の中に入っていく。


