宛先は天国ですか?




ああでももしかしたら、高校生相手にっていう気持ちがあったのかな。

それでどうしても、子供扱いしてしまったとかなのかな。


「…って、わたし、結構アピールしてたと思うんですけど、気付かなかったんですか?」

会いたいというのも、彼女のことを聞いたりしたのも、将太さんが好きだからだ。

そんな何でもない相手に、文通してたからと会いたいなんて言わない。

積極的に連絡をとりあったりなんかしない。

将太さんが好きだからやっていたことだけあって、伝わっていなかったというのはショックなのだが。


「…気付かなかった、ですね」

申し訳ないと笑みを浮かべた将太さんに、わたしはおもむろに肩を落とした。


「将太さんって、鈍感なんですね」

ぼそっと呟くと、将太さんはそうですかと首を傾げた。

「それ、たまに言われるんですけど、そんなに鈍感ですか?」

キョトンとしている将太さんに、わたしはコクコクと頷いた。


…好きアピール一切伝わってなかったんだもん。

少しくらい、気にしてくれてもいいのに。