宛先は天国ですか?




「は、え、嘘、将太さんが、わたしを…?」

そんなわけないと思っていたから、その言葉はあまりにも信じがたかった。

将太さんは恥ずかしそうに照れると、コクンと頷いた。


「会うようになって、いつの間にか。

暖々さんに好きな人がいるって聞いたときにモヤモヤして、やっと自覚しました」

えへへと照れ笑いをした将太さんを、わたしは呆然として見つめた。


…会うようになってから、好きになってくれた…?

こんなわたしを?いつも子供扱いばかりしてたのに?


キョトンとしていると、将太さんがわたしから目をそらす。


「だから、暖々さんから好きだと言われたときはびっくりして、でも嬉しくて。

手紙では親のふりをしていましたし、頼りになるお兄さんくらいに見られてると思ってましたから」

…むしろそれは、わたしの台詞なんだけど…。

わたしのほうが、妹くらいにしか見られてないような態度をとられていた気が…。