頭を掻いて目をそらすと、璃子はくすくすと小さく笑った。
そうして、暖々らしい、なんて言ってまたくすくすと笑う。
「ともかく、想いを伝えられたのなら良かった良かった」
ぱくぱくとお弁当を食べながら、璃子はぽんぽんとわたしの頭をなでた。
「なでるな、なでるな」
呆れた顔をしてその手をどけると、璃子はなんでよぉと言って頬を膨らました。
…みんなそろって、わたしを子供扱いするんだから。
璃子が姉みたいな感じだから違和感ないのがまたムカつくところだ。
…でも、またこうしてちょっかいを出し合えて笑い合えて、嬉しい。
「…あ、そうだ、あたしも暖々に報告したいことがあるんだった」
パチンっと手を叩いて、璃子は箸をおいた。
それから、ポケットの中からスマホを取り出した。


