月曜日、朝席に座ると、真っ先に聖也が駆け寄ってきた。
「で、佐川、仲直りはできた?」
事情を知っているのか、やけにキラキラとした目で聞いてくる。
「…なんで、このタイミングで聞いてきたの…」
何か知ってるでしょ、と言わんばかりに見つめると、聖也はすっと目をそらした。
「あー、ほら、佐川がいつもよりなんか爽やか?な顔をしてるから、かなぁ」
確かにそうかもしれないと、頬に手をあてがった。
想いを伝えれたから、すっきりしたというか、少しはモヤモヤが消えたというか。
まあ、逃げたせいで新たなモヤモヤを残してしまったわけだけど。
「…って、理由、それだけじゃないでしょ」
明らかにわたしの顔を見る前に駆け寄ってきたから、と付け足すと、聖也はえへへと笑った。
「実はさ、前に下駄箱で早野先生に会ったときに、金曜日に佐川が勝負に出るとかなんとか言ってて。
それで、早野先生がそう言ってるし、もしかして仲直りするのかなと思って」
そう言って、聖也は思い切り笑いかけてきた。


