宛先は天国ですか?




ええと、その、と焦ってしまって、なかなかうまく言葉が出てこない。

なんて答えればいいのか分からなくて、考えるよりも先に口を開いた。


「す、好きだから!」

咄嗟に言ってしまった言葉に、顔が熱を帯びていくのを感じた。

…今、絶対顔赤くなってるよ、わたし…。

恥ずかしくて、将太さんの顔を見れなくて、さっと目をそらした。

「えっと、その、将太さんは違う気持ちかもしれないんだけど、わたしは将太さんのこと、ずっと好きで、だから…」

なんて言えばいいのか、咄嗟の台詞から続きが浮かんでこない。

なんて言えば伝わるのだろうと、考えれば考えるほど言葉が出てこない。


チラッと将太さんを見ると、キョトンとしたままわたしを見ていて、また目をそらした。

「…あの、それは…」

将太さんもうまく聞けないのか、なんて言えばいいのか…と呟いている。

それを聞いて、ますます恥ずかしくなってしまって、

「や、やっぱり今のナシ!」

思わずそう小さく叫んでしまった。