宛先は天国ですか?




その質問に、将太さんはキョトンとして首を傾げた。

どうしてそんな質問をするのと聞きたそうに首を傾げ、それから小さく微笑む。

「うーん、まあ、そう聞かれるとそりゃあ、大人か子供かなら大人の方がいいでしょう。

でも普通に、付き合うなら好きな人がいいですね」

ふわっとはにかんで、将太さんは目を伏せてふふっと笑った。

好きな人がいるのか、どこか愛おしそうな目をする将太さんにドキッとする。


…やっぱり好きな人がいるのかな。

前に彼女はいないって言ってたけど、好きな人がいないとはいってなかったし。

もしかしたら前に言ってた元カノのことが、まだ好きなのかもしれない。

モヤモヤとしながら、そうですかと相槌を打つ。


「じゃあ、年下と年上だったら、どっちがいいですか?」

聞き方が悪かったかなと思い、言葉を変えて聞き直す。

叶わないと分かっていても、諦めきれないのがわたしの悪いところだ。