宛先は天国ですか?





「……というわけで、なんとか話をすることができました」

また将太さんと会おうと約束した日、お昼ご飯を食べながら報告をする。

詳しくは話していないが、前に会った時に言っていた子と話せた、と伝えると将太さんはふわりと笑った。


「良かったです、暖々さん、素直になれたんですね」

ふふっと笑って軽く頭をなでてきた将太さんに、わたしは少し頬を膨らました。

いつまで経っても抜けない子供扱いのその口調。

将太さんがまるで妹思いの兄のようだから、少しわたしもむっとした。


「…だから、子供扱いしないでくださいって」

頭の上に乗っていた将太さんの手を軽くどける。

手と手がとんっと触れただけなのに、ドキドキと心臓の音がうるさい。


…子供扱いしないでとは言うけれど、わたしって十分子供なんだよな。

こういうことにすらドキドキしてしまうし、むしろ隣にいるだけで緊張してしまうし。