宛先は天国ですか?




喫茶店はちらほらと学生の姿も見えた。

しかしいるのは中学生のようで、高校生らしき人物はほんの数人しか見えない。

しかも、その人たちはわたしがまったく知らない人だった。


席に案内されて腰掛け、早速メニューを開く。

とりあえず昼前のこの時間だ、まだぎりぎりモーニングをやっているはず。

カフェオレを注文しモーニングをつけてもらうと、将太さんも同じものを注文した。


「将太さんって、喫茶店でコーヒーを頼むイメージがあるんですけど」

コーヒーではないんですね、と言うと、将太さんは苦笑いをした。

「残念ながら、コーヒーは苦手でして、カフェオレくらいしか飲めないんですよ」

ははっと軽く笑ってみせた将太さんに、そうなんですねと相槌を打つ。

喫茶店で優雅にコーヒーをすすっているようなイメージがあったのだが、苦手だとは少し意外である。


…まあなんかふわふわとしていて、甘いものが好きそうなイメージもあるのだけど。