果たして、わたしにその患者さんにあった援助を考えて行えるのか、だとか。
患者さんに質問されたときにちゃんと答えられるのか、だとか。
そういうことを考えては、わたしにそんなことはできそうにないと落ち込む。
だけど、患者さんに笑顔を向ける、楽しそうに仲間と仕事をこなす看護師さんを見て、わたしもいつかあんなふうになれたらと憧れを抱いた。
…わたしにできるのかじゃなくて、やってみせないとダメなんだよな、きっと。
そんなことを思いながら、看護師さんたちの動きをひたすら見て学ぶ。
説明してくれたことは、分かるようにメモに殴り書きをする。
あとからしっかりまとめられるよう、読める文字で、重要な語句を書き留める。
そんなことをしているうちに、いつの間にか見学の時間は終わってしまっていた。
緊張したけれど、実に充実していた約2時間は、学ぶことが多くて楽しかったといえる。


