拾われた猫。




「初めてあった時思ったんだけど」



花を見つめたままポツリと言葉を漏らした。




私は彼の顔を見ていた。



笑っているのに冷たい瞳で、何かを拒絶しているようだ。




「君と僕はきっと似てるんだろうなって」



その表情のまま、横目で私を見る。


妙に納得している自分が居た。



〝私と沖田総司という男はよく似ている〟。



私の中でもどこかにあった言葉。




何故そう思ってしまったのかは分からない。

本当に似ているのか?

彼には守るものがあって、私には何も無いのに。


〝何も無い〟……?



しっくり来ない言葉に首を傾げる。