ふわぁ...眠い。






「じゃあ、ここ山瀬。答えてみろ。」



「はい。」




がチャリと音をたてて黒板に向かった山瀬君。昨日転校してきた人だ。

昨日気がつくと隣に座ってたんだ。どうやら席は隣みたい。




でも、この人は転校してきたばかりなのに相当人気者だ。

理由はかっこいいから。なにより笑顔が素敵だとか。


人形みたいだななんて思ってたのはどうやら私だけみたい。






そんな山瀬君は、黒板にスラスラと回答をかくと、席に戻った。




「うん、正解。」