「どうだった?」 え? ふと顔をあげたとき。 昨日と同じ、山瀬君がいた。 「今日は、楽しかった?」 にこりと笑ったその顔は、初めて会ったときとのように人形のようだった。 「え...ど、どういうこと...?」 とにかく、山瀬君と会って、それからの記憶がない。気がつくと数学の授業 の時に戻っていた。