「辛いよな、悲しいよな、苦しいよな」
「うん…うんっ…っ」
駿の腕の中で、背中をぽんぽんと叩かれながらただ涙を流す私。
どうすることもできないこの気持ち。
ずっと考えていたけどどうすればいいのか、わからなくて。
「私、私…っ」
「うん」
「真が…好きなのっ…」
「うん、知ってるよ」
「だけど、…っだけどぉっ…」
もう、どんなに望んでも叶わない。
ずっとわかっていたことを今、新たに確信して。
私を好きだと言った。
本当の兄妹に、なりたいと言った。
真は私のお兄ちゃんだと、そう言った。
あの真の瞳にはもう私は、いなかった。
それなら、私は―…

