ずっと、あの日からずっと考えてた。
私はどんなに頑張っても、真の彼女には絶対になれない。
私は真の妹だから。彼女にはなれない。
だけどもし、もし…
血のつながらない兄妹だったら?
双子じゃなかったら。
私は真の彼女になれていたのかな。
「俺は、お前と真が兄妹じゃなかったらこんな風にお互いを想う気持ちはなかったと思う」
崩れ落ちて泣いている私に近寄り、同じ目線で言葉を続ける彼。
怒るわけでもなく、引いているわけでもない。いつもと変わらない。ううん、いつもより優しいそんな声で続ける。
「お前らが双子じゃなかったらきっと、出会ってなかったのかもしれない。」
「心、真を好きになったのはきっと心。お前だったからだよ」
顔を見上げると駿は、優しい笑顔で笑ってくれていて。
「しゅ…っ」
その顔を見た瞬間、また涙が止まらなくなった。

