そんな私を見て真はなぜか愛しそうな瞳で笑って。
私は恥ずかしくなって顔を背けた。
すると真は急に立ち上がり行こうか、と言い私の手を取る。
お会計を済ませ外に出ると、私たちはさっきまで乗れていなかったものを順番に制覇していくことにした。
「あー…むり、目回った」
コーヒーカップに乗れば真が目が回ってダウンするし。
「む、むりむりむりいいいいいい!!」
上から落ちてくる奴に乗れば私が絶叫して隣で真は大笑い。
「ねえ絶対手、離さないでね!!!」
嫌だと言ったのにも関わらず真は楽しんで私をお化け屋敷に無理矢理入らすし。
あーだこーだで楽しんでいると、もう日も暮れて時間を見ると17時を回っていた。
「ねえここって何時までなの?」
確か地元の遊園地は閉まるのが早い。ここは初めてだからわからなく真に聞く。

