TrueLove ~真実の愛をもとめて~【完】




近い近い。
そう思って離れようとするが、そんな隙間ここにはなくて。


「ちょっと真?」

今日だけは彼女と言われても、実際は兄妹なわけだしもし万が一ここに誰かがいたら―…
そう考えているのは私だけらしくて。真は口を開いた。

「今日は俺だけ。考えて」

「え」

もうこれ以上はなにも聞くな、と言わんばかりに私から離れそっぽ向く彼。
だけど繋がれた手は、ものすごく暖かくて。


ズルい、ズルいよ。
そんなこと。

前に進もうって決めたばかりなのに。彼女とか、そういう言葉とか。

離れたいのに離してくれない。


私と真はそのままジェットコースターを乗るまでお互いに口を開くことはなかった―…