知りたいのに、知るのが怖くて。
それを知ったらまたなにかひとつ、後悔が生まれそうで。
「もう、ごちゃごちゃだ…っ」
涙を流して、頭の中ではどうしたらいいかわからなくて。
もう一人で抱え込むのが苦しくて。今にも溢れだしそうで。
いっそのこと、もう、もう―…
次は私が真の前からいなくなりたい。
純粋に、素直に、そう、思ったんだ。
ガサゴソ、と音がし涙を手で拭おうとした、そのとき―…
「しーーーいなっ!」
後ろのカーテンがぱっと開いて、覗き込んだその顔を見た瞬間一気に涙なんて引っ込んで大きな、叫び声が教室中を響かせた。

