『そこは、私の場所だよ…っ』
昔からずっといたおかあさんの横も
昔からずっと望んでいた真の横も
この前会ったばかりの人に取られるのが、悔しくて。
『もう…これ以上私の“場所”を取らないで』
掠れた、小さい声が自分の部屋の中にポツンと、響いた。
そのあと、いつの間にか寝ていると真が部屋に入ってきて。
『栞と遊びに行くわ。お前のお化け屋敷』
くだらない話の中に急に入ってきた文化祭の話に私はまた顔を俯かせて。
『こなくていいよ』
見たくないから、会いたくないから。
そんなこと言えるはずもなくただ、笑ってそう言った。

