私、いつおしゃれが嫌い、なんていった?
いつ興味がないなんて言った?
そんなのお母さんの勝手な思い込みでしょ?
私はいつだって、いつだって。
『おかあさんのこのピアスこころもつけたい!』
『はいはい、大きくなったらね。それより、これ真に似合いそうねぇ』
私の話なんて興味なかったのはそっちで。
いつだってお母さんの中心は、“真”だった。
だからお母さんに自分の話をするのを、やめたのに。
なんで―…
『心、ご飯できているわよ』
『いらない』
悔しくて、悔しくて。
全てをわかり切ったようにしているお母さんにも、当たり前のように居座る栞さんにも苛々して、ムカついて。
だけど嫌いになんてなれなくて。
また、それに苛々した。

