真に、一緒に回れないと言われたあの日から別に私たちの関係は今まで通り変わらないし変わるはずもない。
だって私たちはただの兄妹だから。
これがきっと彼女とかだったら「なんでよ」とか、喧嘩になっていたのかもしれない。だけど真の彼女は栞さんで。真の一番はどんなに言葉で言っていても栞さんなの。
私は順位に入るのかわからないくらいのギリギリのところにいる、ただの妹。
だからこの痛いと感じる胸も、
もやもやするこの想いも
本当はあってはいけない想いで。
「おいこら、ちゃんとやれよ」
「…え?」
不意に頭上から聞こえてきた声に、ゆっくりと顔をあげる。
そこにいたのは、私のこのもやもやを発生させる張本人で。
「あー…わー」
また、もやもやの気持ちが増えながら私はさっきまで周りには好評だった棒読みを二人に向かって口にしてみた。
「なんだ、それ…ウケる」
「可愛いなぁ、心ちゃん」

