光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「………心春は俺に〝付き合え〟って命令してきた。

さすがに断るつもりで〝無理〟っつったけど、光葵の名前を出されて、〝付き合うだけなら〟ってOKした。

それが間違いだったんだよな……。

光葵もさ、目の前で見たと思うけど、俺心春にキスされたんだよ。

で、イラついたのが顔に出たのか知らねーけど、小声で俺からもキスするように言われた。

心春の表情を見た限り、しないと本当に光葵が危ないと思ったから、した。

プールの件がある前、屋上に呼び出したのも心春と柳田。

俺、光葵がビニール袋被されてるのに心春たちを止めれなかった。

そのままプールに向かっていってさ。

俺はすぐに帰ったけど、やっぱり心配になってプールまで見に行ったんだ。

心春と柳田が教室に戻ってきたあとにコッソリ。

そしたらプールサイドにビショビショの光葵が倒れてた……。

そんとき思った。

何で光葵を見捨てるようなマネしたんだろ。

ずっと光葵のそばにいて守ることだってできたのに。

って。

マジで情けなくて情けなくて……」

匿名でプールから運んでくれた人って光陽だったんだね……。