何が……起きたんだっけ……。
たしか……そうだ。
心春に対する集団暴行を止めに入ったら、誤って私の方が殴られたんだった……。
鮮明に思い出せる。
皆の驚いた顔、心春の悲鳴に近い声、光陽の……ぬくもり。
「光葵!!」
ぼんやりしていた私も、光陽の声でハッキリ目覚めた。
「光……陽…」
ここ、保健室か。
何回ここに運ばれたら気がすむんだろーな。
私。
「こんな時に限って保健室の先生、休みでさ。今こっちに向かってる途中だって。先生、夏風邪で寝込んでたらしい。だから俺、今授業サボってここにいる」
そうなんだ。
「……心春が廊下で待ってる。呼んできていいか?」
心春が………。
きっと…もう大丈夫だよね……?
「わかった」



