「光葵……」
立ち去る前に気づかれてしまった。
「……っ」
私は光陽が足を動かすよりも先に走り出した。
「光葵!!」
光陽の方が足が速いのは知ってる。
だから、すぐに追い付かれることも覚悟してた。
「光葵」
案の定すぐに追い付かれた。
「………私は光陽に用はないから」
「俺が光葵に用がある」
光陽は私の腕を強く掴む。
「離して……」
光陽を睨み付ける。
「最低なことをしたのはわかっ─」
「言い訳なんて聞かない……!」
私がどれだけ傷ついたと思ってるの……?
「ごめ─」
「ウソつき!!!」
「………」
「ウソつきは嫌い!!〝守るから〟って言葉にどれだけ安心して、裏切られたことにどれだけ傷ついたかわかる!?」
最低なことを光陽はしたんだよ……!
「違……」
「……手、離して」
「離さない」
「離してっ」
振り払いたくても、力の差で振り払えない。
何で私こんなに力ないのかな。
立ち去る前に気づかれてしまった。
「……っ」
私は光陽が足を動かすよりも先に走り出した。
「光葵!!」
光陽の方が足が速いのは知ってる。
だから、すぐに追い付かれることも覚悟してた。
「光葵」
案の定すぐに追い付かれた。
「………私は光陽に用はないから」
「俺が光葵に用がある」
光陽は私の腕を強く掴む。
「離して……」
光陽を睨み付ける。
「最低なことをしたのはわかっ─」
「言い訳なんて聞かない……!」
私がどれだけ傷ついたと思ってるの……?
「ごめ─」
「ウソつき!!!」
「………」
「ウソつきは嫌い!!〝守るから〟って言葉にどれだけ安心して、裏切られたことにどれだけ傷ついたかわかる!?」
最低なことを光陽はしたんだよ……!
「違……」
「……手、離して」
「離さない」
「離してっ」
振り払いたくても、力の差で振り払えない。
何で私こんなに力ないのかな。



