光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ



─終業式の日

「じゃあ行ってきます」

心配そうなお母さんの見送りのもと、私は家を出た。

「ふぅ……大丈夫…だよね」

一人で呟いて歩く。

「大丈夫なわけないじゃん?私がチクられて放っておくと思ってるの?」

背後から聞こえてきた声。

反射的に振り向くと、やっぱり心春がいた。

「バカなのかな?チクったりしたらどうなるか、わかってたでしょう?」

自分の中では乗り越えたはずだったプールでの恐怖が蘇り、怖くて動くことができなくなった。

そんな私に心春はゆっくり近づいてくる。