─翌日

泣いたせいで目はパンパン。

「あ、光葵。おはよう」

いつも通りの笑顔で朝の挨拶をしてくれるお母さん。

昨日、散々最低なことお母さんに言ったのにな。

「お母さん、昨日はごめんね……」

「気にしなくていいのよ?さっ、朝ごはん食べよ」

「ありがとう……」

私が朝ごはんを食べ終えた頃、お父さんが起きてきた。

「おはよー。久し振りにこんな時間まで寝た」

お父さんは朝が早いからね。

「朝ごはんできてるわよ。えーと、それから光葵。今日は学校休むのよね?」

「……うん」

「学校に連絡入れとくわね」

「ありがと」

申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら部屋に戻る。