「まずは、いじめの存在が本当にあったのか確認させて。いじめはあったのね?」
家族3人で夕飯を食べ終えた直後、お母さんが改めて言った。
「………うん」
もう…話すべきだよね。
話すことが吉と出るか凶と出るか。
確率は二分の一だ……。
吉と出ることを願うしかない。
「主犯格は誰だ?」
今度はお父さんに聞かれた。
「……心春…内藤心春と、柳田真央…」
「心春……って、同じ部活だった……?」
「そう」
もう引退したからなぁ。
誰が新しいキャプテンになったのかもわからないまんまか。
……最後に挨拶くらいしていけばよかったかな……。
「その二人に何されたの?」
何された…か。
「全部言いなさい。何も隠す必要はないからな」
お父さんの後押しもあり、私は全て話した。



