光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ




「黒瀬さん、廊下までお母さんが来てくれたわ。帰りなさい」

解決策なんて見つかるはずもなく、お母さんが来てしまった。

「……はい」

「じゃあ、さようなら」

「さようなら……」

保健室を出るとお母さんが私の荷物を持って立っていた。

「……とりあえず家に帰りましょう。話はそれからね」

………。

お母さんと二人で歩く帰り道が、異常に長く感じた。

「……じゃ、勉強したいから」

そう言って自分の部屋に逃げ込もうとしたけど、

「待ちなさい」

止められた。

「リビングで座ってなさい」

……。

言われた通りにするしかなかった。