光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ







「……ぁれ…?」

私……生きてる……。

プールの水を飲み過ぎたせいか、喉が痛くて声が出ない。

ここは……保健室だ……。

制服…濡れたまま…。

ベッド濡らしちゃったなぁ……。

誰がここまで運んでくれたんだろう。

心春や真央ちゃんなはずがないから。

「黒瀬さん?起きたの?」

保健の先生が近くに来た。

「はぃ……」

「何があったの?プールに倒れてたって聞いたわ。体育ではないんでしょ?」

………。

言いたくない。

……言えない。

「誰がここまで運んでくれたんですか……?」

「それがね、運んできてくれた人、〝自分が運んできたことを誰にも言わないで下さい〟って言ってて。だから言えないわ。それで?何があったの?」

正直に言うべき……?

でも……言ったらまた何かされちゃう………。

どうしたらいいの…?

ジワっと目に涙が浮かんだのがわかった。

……いつからこんなに弱くなっちゃったんだろう。

ついさっきまで強気でいられたのに。

殺されかけたから…?

「黒瀬さんのクラス、いじめが起きてるんじゃないの?」

っ!

「……違います…」