「わぁ……広い…」
喫茶店に到着。
喫茶店は結構広い。
「お好きな席にお座り下さい」
私たちは、入口付近の窓際に座ることにした。
「美味しそうね。どれにする?」
「このパンケーキ美味しそう。でも、こっちのワッフルも食べたいな~」
迷う……。
「決めたっ。いちごとバナナのパンケーキと、飲み物はカフェオレ」
「じゃあお母さんは抹茶ワッフルとアイスコーヒーにしよっと」
店員さんに注文する。
「……部活、ずっと行ってないんでしょ?」
え……。
「そうだけど…」
ここに来てわざわざその話する?
「何かあったの?光陽くんは退部したって大介くん言ってたけど」
大介くんは光陽のお父さんのこと。
「……いろいろあったんだよ。でも解決してるからさ。聞くの遅いよ」
もし、いろいろあった頃に聞かれても、素直にSOSを求めれないんだろうな……。
「光陽くん……バスケ好きなんじゃなかったの?」
「………知らない。あんなヤツのことなんて」
もう光陽は幼馴染みでも友達でも何でもない。
ただの裏切り者だよ。
〝守るから〟って言ったくせに。
最低な奴だよ。



