光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「返してもいいけど、その代わり散髪ごっこするよ?いいのかなぁ?」

っ!

力ずくで取り返す……っ!

「返せって言ってるんだよっ!!」

心春に飛び付く勢いでおサイフを奪おうとする。

─ガタガタガタッ!!

勢いが余りすぎて心春にタックルしたみたいな形になってしまい、心春も私も机にぶつかりながら倒れこむ。

「ちょっ……!大丈夫!?」

真央ちゃんが心春に駆け寄る。

「大丈夫じゃ…ない……っ」

大袈裟に痛がる心春。

「あんたねぇ!心春に何すんの!いじめられっ子のブスの分際で!」

真央ちゃんは、立ち上がった私の胸を強く押して私を転ばせる。

「痛……っっ」

「心春は今その痛みを経験したのよ。それくらいどうってことないでしょ??」