光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「やだっ!どいてよっ!」

「ナイスアシストー。黒瀬サン、逃げないでねー?」

真央ちゃんに腕を掴まれた。

「離してっっ」

やだっ!

お願い……っ!

「離してよ!!」

振り払おうにも、力が強すぎて払えない。

「じゃー、他に意見ある人ー?」

誰も手を挙げなかった。

イコール散髪ごっこが始まっちゃう……。

「誰もいないのー?じゃあ……木原さん!答えてください」

お願い……マシなのを提案して……。

「……お金を……」

お金!?

「私がお金とられたとき、光葵ちゃんは助けてくれなかった。だから……」

っっ!!

「仕返しってわけね。いいじゃん。散髪ごっこはやめてそっちにしようよ」

散髪ごっこは免れたけど、お金とられる……?

やだ……。

お父さんが頑張って働いてくれた大切なお金を……とられたくないよ……っ。

「じゃっ、決定ね!」

心春が私の鞄からおサイフを取り出した。

「心春っお願い返してっ!」

やめてよ……っ。