光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「黒瀬さん、大丈夫?」

保健の先生だ。

「大丈夫です……。すみませんでした」

「いいのよ?気にしなくて。……左頬、どうしたの?」

やっぱり、気づくよね……。

「寝てる間にぶつけてしまったんだと思います……」

「どう見てもビンタされたようにしか見えないんだけど」

先生は鋭い。

「そんなことないですよ。たまたまじゃないですか??」

「……何かあったらすぐに言いなさいね?わかった??」

「はい」

……〝いじめられてる〟って事実を認めたくないのかもしれない。

だから私は隠してるんだ。

きっと。