光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

「─光葵。何やってんの」

!!?

教室の前の扉から光陽が登校してきた。

「心春もさ、そういうこと言うならもっと声のボリューム落としたら?廊下に丸聞こえだけど。……つーか、いじめとかバカみたいなことやめろよ」

私が言いたいのに言えなかったことを、いとも簡単に光陽は言った。

「光陽には関係ない。ほら早くハサミ貸してよ。光葵」

心春は冷たいオーラをまといながら言ってきた。

「光葵を巻き込むな。光葵だけじゃねぇ。他のやつらのことも巻き込むな」

光陽も冷たいオーラをまとっている。

「………っ」

心春は光陽のことが好きだから、何も言い返せないんだ。

だからおとなしく去っていった。