光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

でも………。

「言いたくない……」

こんな最低な自分を光陽に知ってほしくない……。

「……そっか。わかった。いつでも俺は聞くから。絶対溜め込むなよ?」

ごめんね……。

光陽。

「うん、ありがとう……」

「教室、戻るか?」

教室にはのぞみちゃんも心春も真央ちゃんもいる。

「嫌だ……」

戻りたくない……。

「わかった。じゃあ俺も光葵と一緒にいるから」

光陽の優しさにこんなときでも、ときめいてしまう自分がいる。

「……いいの?光陽が勉強分からなくなるよ?」

「大丈夫!俺元からわかってねぇから!」

「自信満々に言うところじゃないよ」

自分達のそのやり取りに、自分たちで笑う。