光 ~光る太陽、光る向日葵~Ⅰ

光陽のおかげで真央ちゃんは黙った。

「……てか、光陽くんが退部したのって心春ちゃんのせいでしょ?」

「なのに光葵ちゃんのせいにして責めるなんて心春ちゃんも真央ちゃんも最低だよね」

「真央ちゃんはそのこと知らなかったんじゃない?」

「心春ちゃんが真央ちゃんに嘘で〝光葵ちゃんのせいで光陽くんが退部した〟って言ったってこと?」

「だとしたら心春ちゃんそうとう最低だね」

あることないことの噂話でうるさくなる教室。

でも否定するのもめんどくさいし、きりがない。

「光陽、ありがとね」

光陽の席まで移動してお礼を言う。

「別に礼することでもねぇしな。てか俺、このクラスで修学旅行行くの嫌なんだけど」

たしかに……。

修学旅行かぁ。

「修学旅行、どこ行くんだろー?」

「北海道」

え!?